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2006年3月

モローラ ―灰―

3月12日、NHKのテレビで、「モローラ ―灰―」ギリシャ悲劇オレスティア三部作より を見ました。

〈 台本・演出 〉 ヤエル・ファーバー 、〈出 演〉 ファーバー・ファウンドリーによるものです。内容は、ギリシア悲劇オレスティア三部作を翻案として書かれたもので、現代南アフリカが舞台の場面となっています。

もとのギリシア悲劇は、 父を殺した母に対して、娘と息子が復讐をする物語で、ははおやは息子の手にかかってしまいます。しかしモローラでは、最後の最後で息子が母に手をかけることを止めるのです。振り下ろそうとする斧を捨てて、代わりに握り拳を天に向けて劇は終わります。

ヤエル・ファーバー は、報復に報復を持って報いる復讐の連鎖を断ち切らなければ、真の平和は訪れないことを訴えています。

なかなか見応えのある劇でした。特に、ギリシア悲劇では重要な要素であるコーラスを、南アフリカ・コーサ族のンゴコ女性文化合唱団が演じ、それが物語の流れを非常に心に響くものに引き上げていました。

ギリシア哲学の考えでは、運命は決定的です。運命は人間のどのような努力によっても変えることはできません。ですから、妻が夫を殺し、子どもたちが母に復讐をするということも、運命の中に位置づけられている、その逃れられない運命の中に人間の悲劇を描いているようにも思えます。
しかし、「モローラ」はこの鎖を人の意志によって断ち切りました。最後に場面で、力強く挙げられたオレステスの拳は、そのことを強く教えているようにも思えます。

久々に、心に響く劇でした。

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コンポストで省エネ

湯たんぽに節電、車より歩き…、いろいろと工夫がありますが、ゴミ焼却場のエネルギーも節約しませんか。ということで、ゴミを減らすことも省エネにルーなるというお話です。

1.ゴミを分別 これはもう当たり前になりました。分別をすることで、リサイクルを促します。

2.で、あれこれ分別した結果、残るのが燃えるゴミ。この燃えるゴミは街の焼却場で燃やされる訳ですが、この時にゴミの水分が多いと、燃やす時の温度が下がってしまいます。つまり、たくさんのエネルギーがいることになる。燃えるゴミの水分の源は、その大半が「生ゴミ」なんですよ。

3.という訳で、生ゴミをうまく処理することで、ゴミ焼却場の省エネ、敷いては二酸化炭素排出の削減にもつながるというお話です。

4.生ゴミを減らすには、なんと言っても「コンポスト」。ところが、「くさい」「虫がわく」などの理由で、コンポストを諦めている人はいませんか。実は、コンポストはちょっとしたことで「くさくない」「虫わかない」になるのです。

5.多くの場合、コンポストを魔法の壺と思って、何でもかんでも投げ込んでいませんか。コンポストは魔法の箱ではなくて、中で、土の中にいる微生物や小動物が生ゴミを食べ、分解することで土になっていくのです。ですから、彼らの生活環境を整えてやることが大事です。

6.まず、コンポストの中の水分調節。
「くさいものにはふた」式に、コンポストにふたをしていませんか。ドイツでは、コンポストは木枠で囲ってあるだけの開放型。臭いは全くありません。ふたをすると、中が蒸れてしまって、悪臭を放つ悪い菌や、ウジ虫のすみかとなります。そこで、天気の良い日にはふたを開けてしまいましょう。

7.新しい空気をコンポストの中にも。
悪臭を出す菌の多くは、酸素のない環境で育ち嫌気性菌。そこで、スコップなどでコンポストの中をかき回して、空気を送り込みましょう。いわゆる、切り返しという作業です。ぬか漬けを作っている人なら分かるはずです。ぬか床も、良くかき回していると、中の乳酸菌がいつも保たれて美味しい漬け物ができますよね。反対にかき回すのを忘れると、味が悪くなるばかりが、カビや虫が発生、ということにもなります。それと同じなのです。

8.中に入れるものにも気配りを。
6.7.の助けをするために、コンポストに入れるものを選んで前処理します。まず、入れてはいけないものは、肉、魚のあら、残飯、骨、貝殻、トウモロコシの芯などの分解しにくい繊維、柑橘類の皮等。主に分解されにくいものや、すぐにウジ虫などのえさになってしまうものです。
植物性のものはたいてい大丈夫。コンポストはベジタリアンなんですよ。しかし、コンポストには歯がありません。そこで、大きな葉っぱのまま放り込むのではなく、さいの目くらいの大きさに切りましょう。小さくすることで分解が早くなります。
ティバックは、袋を破っておきましょう。袋をそのままにしておくと、ウジ虫の巣になってしまいます。
それから、余分な水分を取ることも重要です。

9.山賀さんは、いろいろな本を読んだ結果、次のようにしています。
野菜はなるべくぬらさないようにして皮をむく。この時に、小さく切ってしまう。
シンクのかごは浅いものにし、そこにたまった生ゴミは、ぎゅっと絞ってから下処理。
1日分の生ゴミは新聞紙で、一握りの米ぬかをまぶす。新聞紙を緩く繰るんで、かごに入れ、軒につるすこと1-3日(風乾)。このあとで、コンポストに入れる。

10.コンポストを使うだけでも、燃えるゴミは激減します。山賀さんは4人家族ですが、1週間で20リッターのゴミ袋に余裕があるくらいです。コンポストが設置できないまでも、生ゴミを乾かしてから出すことをすると、ゴミの量も減るし、焼却場の負担も軽くなると思いますよ。

11.まずは、できることからやってみよう。

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記事と広告の内容について

このブログは ココログフリー を利用しています。ということで、最初の記事の下に広告が入ります。

で、この広告は、Niftyさんの側で入れるものなので、このブログの内容とは関係がありません。ご了承下さいませ。

何でこんな事を書かなくてはならないかというと、ヒュッテ山賀では、本館で聖書の御言葉を皆さんに味わっていただきたく、短い記事を連載しています。一方、HPやプログなどの広告で、キリスト教系の団体の広告が載ることが多くなってきました。山賀さんとは立場を異にする方たちの広告も載ることになります。

まず、山賀さんの立場を説明します。山賀さんは宗教改革者カルヴァンの流れに属する、改革長老派の教会に属するキリスト者です。従って、御言葉の宣教と聖礼典を重んじます。最近、一部の人たちが行っている洗礼を受けていない人たちへ配餐には反対の立場です。

ということを書いても、おそらく多くの方たちは、分からないでしょう。そこで、ちょっとしたポイントを書いておきます。

まず、三位一体の神を信じているかと言うことです。父なる神、子なるキリスト、聖霊の三位を一つの神として信じていると言うことです。キリスト教系のカルト宗教の中には、キリストを人の代表者、政治的解放者とし、神とは信じていないものがあります。

次に、聖礼典を重んじていると言うことです。洗礼や聖餐を単なる儀式とし、その信仰の上での意味を重んじていないところは、これを偶像崇拝の対象としていると考えてもいいと思います。先に記しました洗礼を受けていない人たちへの配餐も、偶像崇拝の域を出ないと思っています。これでは信仰ではありません。

それから、サタンや悪魔、不幸等を人の罪として強調し、そのために救いを得るために信仰を促す、という文言のある場合は、注意が必要です。私達の救いはそのような駆け引きでは語れないからです。多くの教会で告白されている信仰告白、たとえば、使徒信条、ニケア信条、ウェストミンスター信仰告白、アウクスブルグ信仰告白などには、私達の信じる三位一体の神については記されていますが、対悪魔、サタン、不幸という形で書かれているものはありません。特に、この点については、皆さんによく知ってもらいたいと思っています。というのは、最近、この手のカルトっぽい団体が、「イエス・キリスト」の名をかたって人々を勧誘しているのを良く耳にします。しかも、その手口がとても巧みで、一般の方たちにはほとんど見分けが付かないのではないかと思うからです。すでに洗礼を受けているキリスト者にも、カルトの餌食になっている人がいるくらいですから。やれやれです。

この点は、「教会に行ってみようかな」と考えている方たちにも言えるでしょう。以上のことを参考にして、何か引っかかる教会があったら、ちょっと考えてみた方がいいかもしれません。また、ハイデルベルク信仰問答などの信仰問答書を読んで、キリスト教の教理を学ぶこともいいかもしれません。近くのどの教会に行っていいか分からないというのであれば、キリスト教放送局FEBCの教会紹介で教えてもらうのもいいかもしれません。

まあ、どれを信じるかと言うことについては、これは全くの自由ですから、これ以上のことは言えません。繰り返しになりますが、これは、山賀さんと最初の記事の下にある広告が無関係であることをお知らせしたいのが、第一の目的です。広告の団体についての批判ではありませんので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

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